大好きなキミへのカクシゴト。
「…そ。」




そう言って私の横を通り過ぎて行く。







私は、蓮輝くんの小さくなる背中を見つめてた。








『どうして私の好きな人は貴方なんだろう。』


『あの女の子は誰?』


『あの日、どうして私を避けたの?』







そんなこと…

問いかけても答えなんか返ってこなくて。







私の視界は歪む。
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