大好きなキミへのカクシゴト。
✱✱✱






「…よしっ!出来た!」




出来たプリントを先生に渡して、校門を出た。







「…遅い。」

「…え。は、蓮輝くん?」

「……」

「待っててくれたの?」

「…別に。」








…あ。ご飯、作れなかったからかな?








「ご飯、作ろうと思ったけどお前の嫌いなもの、聞いてなかった。」

「そうなんだ!でも、ありがとう!」







暗いからはっきりと分からなかったけど、

あの時、蓮輝くんは口元を手で覆ってた気がした。






その行動は、蓮輝くんが

照れてる証拠なんだ。
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