続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。


「まずはまずは〜、くねくねから行こー」

私は水をだし、ついでに火も出現。ここをこうして、こうすると・・・・・・

どんどん湯気が立っていく。うん、これに魔法をかけて・・・・・・

「時よ、我が声を聞け。我が想いを時とし時空を操れ」

小さく小さく唱える。もちろん、周りには誰もいないし聞こえもしない。

湯気はゆらゆらと動きながらカーテンを抜け、人形を作りつつとどまった。

これが、あの幽霊っぽい白いお化け、くねくねに見える。暗いから良く見えるはず。魔法をあの湯気にだけかけて時の流れを遅くしてるんだ。

「きゃあっ、怖〜い」

「大丈夫だよ、瑠璃」

「だってぇ、怖いよゆうくん〜」

カーテン越しに、すっごい猫なで声が聞こえた。ああ、人間界にもこーゆー人っているんだ。

っていうか、この人たちカップルなのかな?おお、くねくねに出会うぞ〜

「ねぇ、ゆうくぅん。あれってなあに?」

「うん?あ、あれ・・・・・・」

あははっ、表情が想像しやすいわー。

「く、く、く・・・・・・」

「くぅ?」

「く、くねく・・・・・・ね?」

あ、分かっちゃったか。

「ほ、本物のお化けだぁっ」

そう、男の子が小さく叫んだ瞬間

女の子の足音と思われる音がした。あらら〜、逃げたねー。悪いことしたな。
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