続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
これ、監禁ってやつですか?いやぁ、シャレになんないっ!

「無駄だよー。それ、魔封じのやつだから!」

「はあっ?!」

「甘くないよ」

けらけらと笑う夢菜。なにがそんなにおかしいのか分からなかった。

「まさか、黒魔法なの?」

ずっと疑問に思っていたことをぶつけてみる。

「そーだよ。わかんなかった?」

「うん」

ぜんっぜん、わかんなかった!

あーもー、私って騙されやすい質?やだよー。詐欺に会いたくないよー。

「あれ?夢菜?」

ぎぎーっと、格子部屋から離れた鉄製のドアが開いた。

黒いフード付きローブをまとい、流れるような黒い髪、まるでアイドルのような端正な顔立ち。

「花音・・・・・・」

私が人間界でできた、初めての友達の1人。

清水花音。

その人だった。

「あ、友香」

驚いたように私を見る花音。

「花音もー?」

「あ、うん。そうだよ」

ケロッと来た顔で当たり前のように答える。

やっぱり、詐欺に会いやすい?

「かのーん。どしたの?」

「あれれ?友香目覚めちゃった?」

さらにドアから登場したのは

土曜日、撮影に強制連行されて

その時に出会った、美少女

長門蘭。

伊藤紗綾。

2人だ。

同じように黒いローブをまとっている。
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