続☆戦闘魔法少女は美少女揃いで最強です。
ケラケラと笑う。

「それに、桜。バレバレだよ?」

「は?何が?」

「Drowning fire・・・・・・火を地に潜らせて、下から攻撃する魔法・・・・・・」

「っっ?!」

バレてやがる!何故だ?

あの魔法は完璧だったはずだが・・・・・・

魔力も魔法自体に溜め込んで悟られないようにして

攻撃と同時に爆発させて被害を大きくするつもりだったんだけどな

「実はぁ、私の得意分野って読心術なの。唇の動きさえ読み取れば簡単」

「ちっ」

読心術・・・・・・ねぇ。

なら、対処法は

「無詠唱しかねえな」

同時に蘭はその場から飛び退く。その瞬間──

どおおおおぉぉぉぉおおおん!!!!

ぽっかりと、蘭がいた場所に穴が空いていた。ここは1階だから、コンクリートが見える。

「へえ、こうなってたんだー」

穴をのぞき込む蘭。隙だらけだな・・・・・・

「無詠唱・・・・・・なら一撃で」

特別、大きな魔法を一撃で

それまで、魔力を大きく削がれない程度の魔法を使って地道に追い込むしかねえな

「じゃあ、いっきまぁす。そおれ!」

ジャラジャラ!

鎖か。

捕まると面倒だな。

「High temperature fire!」

できる限りの魔力を注いで魔法を使う。

鎖は鉄だ。それに対抗するなら

溶けさせるしか・・・・・・

「あーあ、溶けちゃったぁ」

私に向かっていた鎖は、火を浴びてドロドロに溶けた。残ったのは、蘭の手元にある切れ端だけ。
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