ずっと片思い。
バレンタインの日。



放課後、森本を教室に呼び出した。



私は、彼が来ても、何も言えなかった。


すると、

「緊張せんでいいで。」

そう言ってくれた。




優しいな...。



「ずっと前から好きでした。でも、好きな人いるって聞いたから...振ってください。」


「ありがとう。俺も好きな人いるから、他にいい人見つけてください。バイバイ。」



と言って、森本は教室を出た。
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