いつかまた、会える日まで。



「そういえば、美雪はなんて言おうとしたの?」



「あ、あのさ…聞きにくいんだけど…あたしが『グランプリ』取った時、


『……俺…まだ………』


の後、なんて言おうとしたの?
あたしそれが気になって仕方なくて…」





…?!


それは…………




「ううん、なんでもないや、忘れてよ。」



気まずさが残る中、


今の俺に、『好きだ。』っていう余裕がなかった。




< 184 / 553 >

この作品をシェア

pagetop