いつかまた、会える日まで。




『最後のシーン撮影行きまーす!
よーい、アクション!』





「楓待って!」


「美希が遅いんだよ!」


「あ、あった!」


「ほんとだ。」




大きな短冊。


演技中だけど、ここに書くことは映らないからなんでもいいらしい。




「……よし、出来たよ!」


「俺も書いた。」


「なんて書いたの?」




俺が書いたことは、


【ずっと一緒にいられますように。】





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