蒼姫様は、守られません!!③~完~
「私がどれだけ頑張っても、

周囲の愛桜が後継者だという考えは変わらなかった


頑張れば褒めてもらえたからそんなの別に良かった

褒めてもらうことが私の頑張る理由で

愛されてるって思う瞬間だった


だけど、次第に褒めてもらえなくなって

愛桜と比べられることが増えた

嫌だった、悲しかった


愛桜はお父さんを亡くしたのに、

すごく努力をして周りから褒められてて

私は、愛桜を妬んだ


母様達も私の前で愛桜ばかり褒めるから

余計に私の心は荒んでいった」



褒められることで愛を感じていた姉様にとっては

それはきっと拷問にも近いものがあったのだろう



「頑張っても、誰も褒めてくれない

誰も見てくれない


最終的には、母様に

何で愛桜が出来て、お前はできないんだ

って責められてもう、ダメだって思った」
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