蒼姫様は、守られません!!③~完~
姉様のお母さんは後悔しているのか
口元を手で覆っていた
「私はね、姉様...
あの頃の私はそうやって、何かを吸収することが生き甲斐だった
生きる意味だったの」
父様が亡くなって、姉様に話し掛けづらくなって
やることがそれしかなかった
「確かに、それ以来話すことが減ったけど...
でも、愛桜はいつも私を救ってくれてたわ
ありがとう、愛桜」
久し振り向けられた笑顔に涙腺が緩む
話すことが減って、周囲の称賛がさらに大きくなって
それからは、姉様が私を見る目が冷たかった
それが寂しかった、どうしようもなく
「ねえ、茉緒?
貴女そんな風に思ってたの...?
ごめんね、ごめん...!
貴女のこと、しっかり見てあげられなくてごめんね
愛してるわ、茉緒...」
「母様...!」
抱き締められて、そう言われて
姉様の涙が溢れ出す
姉様は嬉しそうに泣きながら笑った
「やっと、聞けた...」
口元を手で覆っていた
「私はね、姉様...
あの頃の私はそうやって、何かを吸収することが生き甲斐だった
生きる意味だったの」
父様が亡くなって、姉様に話し掛けづらくなって
やることがそれしかなかった
「確かに、それ以来話すことが減ったけど...
でも、愛桜はいつも私を救ってくれてたわ
ありがとう、愛桜」
久し振り向けられた笑顔に涙腺が緩む
話すことが減って、周囲の称賛がさらに大きくなって
それからは、姉様が私を見る目が冷たかった
それが寂しかった、どうしようもなく
「ねえ、茉緒?
貴女そんな風に思ってたの...?
ごめんね、ごめん...!
貴女のこと、しっかり見てあげられなくてごめんね
愛してるわ、茉緒...」
「母様...!」
抱き締められて、そう言われて
姉様の涙が溢れ出す
姉様は嬉しそうに泣きながら笑った
「やっと、聞けた...」