蒼姫様は、守られません!!③~完~
「記憶を無くしてたときのこと...」
「まぁたんが気にすることはないよん?
まぁたんが〈狂蝶〉ってことは変わらないしね!」
屈託のない笑顔で笑う来那にありがとうと笑い返す
〈狂蝶(キョウチョウ)〉の名前の由来って確か...
私が荒れてたときに来那が
狂ってるみたいに見えるけど、どこか儚げで綺麗だねー
って言ったことだったな、とふと思い出す
「姉さん」
「瀬良?」
「好きです」
「えっ!?」
驚いて振り向けば、前方で来那がくすくすと笑っていた
その様子を見て冗談かと思ったけど、
瀬良を見てそれはないかなと思い直す
「えと、まず一つ。
2人って姉弟なんじゃないの?」
「昔からの癖で姉さんって言っちゃいますけど、従姉弟です」
なるほど、だから、姉弟にしては似てないと思ったよね
来那が笑ってた理由も理解した
ということは...私のお父さんの兄が瀬良のお父さんで、
瀬良のお母さんが来那のどちらかの親の兄弟なのか
「ほら、来那?笑ってないで返事しなさいよ」
「うん...」
「まぁたんが気にすることはないよん?
まぁたんが〈狂蝶〉ってことは変わらないしね!」
屈託のない笑顔で笑う来那にありがとうと笑い返す
〈狂蝶(キョウチョウ)〉の名前の由来って確か...
私が荒れてたときに来那が
狂ってるみたいに見えるけど、どこか儚げで綺麗だねー
って言ったことだったな、とふと思い出す
「姉さん」
「瀬良?」
「好きです」
「えっ!?」
驚いて振り向けば、前方で来那がくすくすと笑っていた
その様子を見て冗談かと思ったけど、
瀬良を見てそれはないかなと思い直す
「えと、まず一つ。
2人って姉弟なんじゃないの?」
「昔からの癖で姉さんって言っちゃいますけど、従姉弟です」
なるほど、だから、姉弟にしては似てないと思ったよね
来那が笑ってた理由も理解した
ということは...私のお父さんの兄が瀬良のお父さんで、
瀬良のお母さんが来那のどちらかの親の兄弟なのか
「ほら、来那?笑ってないで返事しなさいよ」
「うん...」