蒼姫様は、守られません!!③~完~
おかえり、温かい場所へ
「ちょっと止めて」
私の言葉に車が止まる
どうしたのかと思っていることが伝わるけど
それを無視して車から降りた
「ねえ、危ないよ」
車が通る車道のすぐ傍で立つ少女に声を掛けた
彼女はずいぶんと大人びた口調で私に返す
「おねえさん、だれ」
「私は、藍月 愛桜。17歳よ。貴女は?」
「わたしは、水川 蘭。いまは6さいだけど、らいしゅうには7さいになる」
水川 蘭(ミズカワ ラン)、7歳
ちょうど10歳差か
「御両親は?」
「さあ?どこにいるのか」
えっっっっっっ、まさかの!!?
肩を竦める蘭はさほど気にしてないようだけど
ほんとに7歳なの、貴女...
違った、まだ6歳だった
「いまごろ、ちまなこになってさがしてるんじゃない、きっと」
血眼とか小学生でも使いませんけど!?
いや、規格外すぎるよこの子
めっちゃ冷めてるじゃん...
「...わたしは、あのひとたちにとってたいせつな"モノ"だし」
私の言葉に車が止まる
どうしたのかと思っていることが伝わるけど
それを無視して車から降りた
「ねえ、危ないよ」
車が通る車道のすぐ傍で立つ少女に声を掛けた
彼女はずいぶんと大人びた口調で私に返す
「おねえさん、だれ」
「私は、藍月 愛桜。17歳よ。貴女は?」
「わたしは、水川 蘭。いまは6さいだけど、らいしゅうには7さいになる」
水川 蘭(ミズカワ ラン)、7歳
ちょうど10歳差か
「御両親は?」
「さあ?どこにいるのか」
えっっっっっっ、まさかの!!?
肩を竦める蘭はさほど気にしてないようだけど
ほんとに7歳なの、貴女...
違った、まだ6歳だった
「いまごろ、ちまなこになってさがしてるんじゃない、きっと」
血眼とか小学生でも使いませんけど!?
いや、規格外すぎるよこの子
めっちゃ冷めてるじゃん...
「...わたしは、あのひとたちにとってたいせつな"モノ"だし」