蒼姫様は、守られません!!③~完~
「たっだいまー!」

「「「「「「おかえり(なさい)」」」」」」」



蘭を片手に抱いて、ハイテンションで突入した

少し呆けた顔した後、みんなが返してくれた



「蘭、ちょっと待っててね」

「りょうかい」



蘭の頭をぽんぽんとしてから、奏翔のもとに駆け寄った

奏翔も笑みを浮かべてくれる



「想像以上に早かったな?」

「みんなのために早く終わらせたのよ?」

「だろうな」

「ふふ、待っててくれてありがとう」

「いや。帰ってきてくれてありがとな」



優しく微笑む奏翔と二人きりの世界に浸っていれば

外界から声が掛かった



「あのね、愛桜。

別にいちゃつくのも構わないけど...

ついでに、耀さん放置も構わないけど...

この子だけは放置しないで」



耀くんが何か言ってたけど雛乃は笑って誤魔化した



「蘭、おいで」

「おいでってきょうだけでいっぱいいわれてるんだけど」

「いいじゃない。蘭、自己紹介」

「水川 蘭。いまは6さいだけど、らいしゅうには7さいになるよ」
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