蒼姫様は、守られません!!③~完~
とめどなく、涙が溢れる
お願い、帰ってきて
あんな想い、もうしたくないの...
「優、お前愛桜の位置調べられるか!?」
「やってみます」
「ねえ、お姉ちゃん。
世界一のハッカーって〈月蝶〉だよね?」
「そう、だけど...よく知ってるね?」
「じゃあ、優くんには愛桜の場所なんて調べられないね」
雛乃の言葉に場が凍り付く
やってもいないのに、なぜそんなことを
そうみんなが思った
「やってみないと分からないじゃない、雛乃」
「分かりますよ、美帆さん」
「何が根拠なの...?」
「琉風さんまで...。愛桜には秘密にしてって言われてたんですけどね」
軽く苦笑しながらそう言う雛乃
怒られるのは嫌だなぁと言いつつもその表情には安堵が見えた
「その〈月蝶〉の正体、愛桜なんですよ」
驚きで、誰も言葉を発さない
というよりも、発せなかった
「どうして雛乃がそんなことを?」
優の質問に雛乃は辛そうに笑う
お願い、帰ってきて
あんな想い、もうしたくないの...
「優、お前愛桜の位置調べられるか!?」
「やってみます」
「ねえ、お姉ちゃん。
世界一のハッカーって〈月蝶〉だよね?」
「そう、だけど...よく知ってるね?」
「じゃあ、優くんには愛桜の場所なんて調べられないね」
雛乃の言葉に場が凍り付く
やってもいないのに、なぜそんなことを
そうみんなが思った
「やってみないと分からないじゃない、雛乃」
「分かりますよ、美帆さん」
「何が根拠なの...?」
「琉風さんまで...。愛桜には秘密にしてって言われてたんですけどね」
軽く苦笑しながらそう言う雛乃
怒られるのは嫌だなぁと言いつつもその表情には安堵が見えた
「その〈月蝶〉の正体、愛桜なんですよ」
驚きで、誰も言葉を発さない
というよりも、発せなかった
「どうして雛乃がそんなことを?」
優の質問に雛乃は辛そうに笑う