蒼姫様は、守られません!!③~完~
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
母様が私を見て、嬉しそうに泣いていた
その隣で父様も優しく微笑んでいた
それが、私の最初の記憶
幼児期健忘がなかった私は今でも母様のことを思い出す
その母様も私が生まれて数週間後に殺されてしまったのだけれど
そのときのことは鮮明に覚えてる
母様を殺したのは、セールスマンになりすました快楽殺人者だった
父様はちょうど本家に出掛けていていなかった
私だけでも守ろうとナイフを腹部から抜かないままに
母様はあいつを家から追い出して、息絶えた
幼かったけど、きっと悲しいって感情は持ってて
私はそのあと、泣きじゃくったのを覚えてる
5歳くらいのとき、姉がいることを知った
ほんとに偶々だった
父様が親友に会いに行って、それで...
後になって聞いたけど
父様は私のことも預けようとしていたらしい
それを知ったときはそうなってもしょうがないと思った
父様と母様は結婚自体を反対されてた
でも、それを押し切って結婚した
それで、母様が亡くなったら?
考えずとも、父様への当たりが強くなるのは分かった
だからこそ、私は努力した
父様への当たりが強くて、父様が認められないなら
私が認められれば、私を育てた父様も認められると思ったから
母様が私を見て、嬉しそうに泣いていた
その隣で父様も優しく微笑んでいた
それが、私の最初の記憶
幼児期健忘がなかった私は今でも母様のことを思い出す
その母様も私が生まれて数週間後に殺されてしまったのだけれど
そのときのことは鮮明に覚えてる
母様を殺したのは、セールスマンになりすました快楽殺人者だった
父様はちょうど本家に出掛けていていなかった
私だけでも守ろうとナイフを腹部から抜かないままに
母様はあいつを家から追い出して、息絶えた
幼かったけど、きっと悲しいって感情は持ってて
私はそのあと、泣きじゃくったのを覚えてる
5歳くらいのとき、姉がいることを知った
ほんとに偶々だった
父様が親友に会いに行って、それで...
後になって聞いたけど
父様は私のことも預けようとしていたらしい
それを知ったときはそうなってもしょうがないと思った
父様と母様は結婚自体を反対されてた
でも、それを押し切って結婚した
それで、母様が亡くなったら?
考えずとも、父様への当たりが強くなるのは分かった
だからこそ、私は努力した
父様への当たりが強くて、父様が認められないなら
私が認められれば、私を育てた父様も認められると思ったから