蒼姫様は、守られません!!③~完~
二人に押し込まれて入った部屋には耀くんがいた



「え、ちょ、耀くん!?」



なんでここにいるの、と訊ねる前に耀くんに服を押し付けられる

着替えるよう言われて、着替えると今度は座らされる

前に設置されている鏡を見ると、謙くんが真剣な顔をしていた



「謙くん...?」



有無を言わさず謙くんは私の髪を梳き始める

そして、見事にドレスアップした私を迎えたのは

同じくドレスアップをした【蒼月】幹部以上だった



「【蒼月】のリスタートと

副総長〈月蝶〉の誕生日を祝して!」

「「「「「「「乾杯!」」」」」」



グラスを高く掲げて、声を揃えた

その後は、各々自由に...

とはいかず、私と奏翔だけは傘下や同盟の総長のところへ挨拶回りをした


聞いた話、優"クン"がまた...らしい

終わった頃には璃咲が疲れ果てていた


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