蒼姫様は、守られません!!③~完~
「藍月組組長が何故ここに?」

「そんなの、私達の娘を返してもらうためですわ」



はい、まじかー

お母さん早速喧嘩売ってんじゃん!

祖母様、眉がピクピクしてるから

それ、キレる時の特徴だから!



「藍月組の娘...!?」



ほら、ざわざわしちゃったー

もう、お母さんったら



「祖母様、発言をお許しください」

「許す」

「では、無礼を承知で申し上げます。

私はここを継ぐ気は毛頭ございません」



来てる人達が驚いて、目を見開いた

優とかは笑ってるんだけど



「第一、姉様がいるのに

わざわざ私を後継者に据える必要は無いのではないでしょうか」



本当に、これは思ってた

だって、そんなことしたから

私はこの家を出ることになった



「それは、」

「姉様が嫌だと言うなら継ぎましょう。

姉様、どうですか?」



一瞬、姉様が止まった

少しうつむいたかと思うと

すぐ顔を上げて、自分の想いを告げる
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