大切な人

帰り道ずっと影の事を考えていた。

なおは、私と同じ顔に体にされて辛くないのか…
でも、なおのおかげで私は平和な日々を
ごめんなさい。

あと半年したら、自由にしてあげる。

半年後に私は元の世界へ戻る事を決めた。




ー次の日ー

 学校の隣の神社によって桜を眺めながらまた、なおの事を考えていた。


なおは私と同じ顔、姿形させられて陰として生きるのはどれだけ辛いか…

誰にも迷惑かけたくなかった…
これも私の運命なのか?…



…なみ…なみ…
誰か私を呼んでいる…
私「…んっ…」

なお「なみ!」

私「なお!どうした?こんなとこで…」

何で、なおがこんなとこに居て私を呼んだ?
ってか、私は寝てた?

なお「もーびっくりしたんだからね!笑こんな桜の木の下で倒れてるんだもん笑」

私「いつの間にか眠ってたんやな笑で、何か用か?」

なお「なみにお願いがあって会いに来たの」

私「…お願い?」

なお「私になみ…鬼姫様の影を続けさせてください。
お願いします。」


何でなおは影を続けたいのか分からなかった。
なおの話を聞くまでは…
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