Dead~外した者には罰を~
任されたもの
むしむしと暑苦しい空気が覆う夏の候。蔵立高校の第一体育館では熱心に部活動に取り組む男子バスケ部がいた。
「よし、休憩!10分後にはスクワット50回とパス練!」
「「うぃーす!!」」
この蔵立高校、男子バスケ部の部長でありキャプテンを務めている澤村玲は頬を伝う汗をタオルで拭い取り、水分補給をした。そして、ある人物を無意識に見つめていた。
「…あっ!玲~!」
玲の目線に気が付き、玲に手を振っているのは美術部で玲の恋人である中野美嘉だった。
「お疲れ様!!いや~暑いねぇ~!」
「美術室はクーラー効いてんじゃねぇの?」
「うん、そうなんだけど、書きたいものがあってね。」
美嘉は額にかく汗を笑いながら拭き取った。
「何描いてんの?」
「ないしょっ!」
美嘉は自分の後にスケッチブックを隠した。
「まだ完成してないから!完成したら最初に玲に見せるから!」
「おう。」
「そう言えば、明日から合宿なんだよね?」
「あぁ。他県の山で1週間だな。」
「山?!」
「毎年行ってた体育館が他校が先に予約とってて、行けなくなったんだよ。」
「よし、休憩!10分後にはスクワット50回とパス練!」
「「うぃーす!!」」
この蔵立高校、男子バスケ部の部長でありキャプテンを務めている澤村玲は頬を伝う汗をタオルで拭い取り、水分補給をした。そして、ある人物を無意識に見つめていた。
「…あっ!玲~!」
玲の目線に気が付き、玲に手を振っているのは美術部で玲の恋人である中野美嘉だった。
「お疲れ様!!いや~暑いねぇ~!」
「美術室はクーラー効いてんじゃねぇの?」
「うん、そうなんだけど、書きたいものがあってね。」
美嘉は額にかく汗を笑いながら拭き取った。
「何描いてんの?」
「ないしょっ!」
美嘉は自分の後にスケッチブックを隠した。
「まだ完成してないから!完成したら最初に玲に見せるから!」
「おう。」
「そう言えば、明日から合宿なんだよね?」
「あぁ。他県の山で1週間だな。」
「山?!」
「毎年行ってた体育館が他校が先に予約とってて、行けなくなったんだよ。」