幸せになってね……。
「空……どうしたの?」
「……ん? どうもしないよ」
脇にある椅子に座る彼女は、僕の顔を覗き込むように見ている。
その顔がおかしくて、僕は笑う。
「あっ……失礼ね。なんで笑うのよ」
「ははっ――ごめんね。つい、おかしくって」
「もうっ、空の馬鹿」
プイっと顔を逸らした彼女は、頬を膨らませてしまった。
「ごめんって……みゆき」
「ふんだ! 許してあげないっ」
そっぽを向いたまま、小声で文句を言う彼女。可愛い僕の彼女――みゆき。
付き合い始めてもうすぐ半年。短いような、でも僕にとっては長い半年。
「許してよぉ、みゆき」
「ん~……。どうしよっかなぁ」
僕が両手を合わせて謝ると、途端に悪戯っ子のような目を向けてくる。
綺麗な瞳を細めて、微笑む笑顔。
その瞳が、その笑顔が僕は好きだ。こうやって、僕はいつまで君を見ていられるのかな。
「じゃぁ……キ――」
みゆきの声を塞ぐように、僕は唇を重ねた。
それは――キス。
――喧嘩したら、キスして仲直り。
それが僕達のルール。
それが僕達の当たり前。楽しい事も悲しい事も、笑った事や泣いた事。
どんな時でも、何をしていても、僕達はキスをした。
だって、離れると息が出来ないんだ。寂しくて悲しくて、息が出来ないんだ。
だから、キスをしてお互いを感じている。「ここにいるよ」って、その存在を感じているんだ。
「もう……強引なんだから」
照れて真っ赤になった顔で、はにかむように僕を見るみゆき。その笑顔が、声が、何もかも愛しい。
後……どれくらい見れるのかな。
「……ん? どうもしないよ」
脇にある椅子に座る彼女は、僕の顔を覗き込むように見ている。
その顔がおかしくて、僕は笑う。
「あっ……失礼ね。なんで笑うのよ」
「ははっ――ごめんね。つい、おかしくって」
「もうっ、空の馬鹿」
プイっと顔を逸らした彼女は、頬を膨らませてしまった。
「ごめんって……みゆき」
「ふんだ! 許してあげないっ」
そっぽを向いたまま、小声で文句を言う彼女。可愛い僕の彼女――みゆき。
付き合い始めてもうすぐ半年。短いような、でも僕にとっては長い半年。
「許してよぉ、みゆき」
「ん~……。どうしよっかなぁ」
僕が両手を合わせて謝ると、途端に悪戯っ子のような目を向けてくる。
綺麗な瞳を細めて、微笑む笑顔。
その瞳が、その笑顔が僕は好きだ。こうやって、僕はいつまで君を見ていられるのかな。
「じゃぁ……キ――」
みゆきの声を塞ぐように、僕は唇を重ねた。
それは――キス。
――喧嘩したら、キスして仲直り。
それが僕達のルール。
それが僕達の当たり前。楽しい事も悲しい事も、笑った事や泣いた事。
どんな時でも、何をしていても、僕達はキスをした。
だって、離れると息が出来ないんだ。寂しくて悲しくて、息が出来ないんだ。
だから、キスをしてお互いを感じている。「ここにいるよ」って、その存在を感じているんだ。
「もう……強引なんだから」
照れて真っ赤になった顔で、はにかむように僕を見るみゆき。その笑顔が、声が、何もかも愛しい。
後……どれくらい見れるのかな。