「彼」が死んだ日、「世界」が壊れた日
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もともと積極的ではなかったわたしは、中学に入ってもあまり人と馴染めずにいた。
仲のいいといえる人も二、三人しかいなくて、休み時間などはほとんど教室で本を読んで過ごしていた。
当時、きっと同じ班になりたくない人№1だったと思う。
明るくもなく、頭もそこまでよくなく、話しかけても会話は続かない。
そんな自分が嫌だった。
だけど性格を変えることなんてできずに、わたしは一年間孤独に過ごした。
学校にいるとき、授業がとても楽しく感じたほどに。