俺の彼女が可愛すぎて困る。



「ハルー、終わった?……って、可愛い!!」



「わぁっ、いきなり抱きついてこないでよ〜」



私の姿を見るなり、詩乃は目をキラキラさせて抱きついてくる。



そのおかげで身構えていなかった私は、よろけてしまう。



「それにこの制服が可愛すぎて……私が着るの申し訳なさすぎるよ」



「何言ってるの!もう誰かに奪い去られてしまわないか心配になるくらい可愛すぎるよ」



……その例えは、よくわからないけど。



それからお客様への声掛け、メニューの取り方、運び方などなど……必要な仕事のやり方を教えてもらって、開店時間を迎えた。




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