俺の彼女が可愛すぎて困る。



「あーっ!だ、だめっ!!」



間違えた。



ううん、これは事故。



たまたま私の指が通話ボタンをタップしてしまったみたいで、画面に発信中と出る。



「ダメダメダメっ!早く切らなきゃ!」



『もしもし、ハ……』



ブチッ



な、なんか電話の先から声が聞こえたような気がするけど……



「まぁ、いいよね」



うん、大丈夫……



胸に手を当てなくてもわかるくらいドキドキしている。



〜♪



「……っ!?」



スマホが光り、画面に夏くんの文字が出る。



え、なんで……



そう思うけれど、今のでもう私の電話番号は夏くんに通知されてしまっている。



いや、でも出たわけじゃないから、バレてはいないよね?



念の為かけ直して見ただけだよね?



< 119 / 300 >

この作品をシェア

pagetop