俺の彼女が可愛すぎて困る。



『俺が連絡待ってるって言ったから連絡してくれたの?それとも俺の声が聞きたかった?』



「なっ、ま、待ってるって言われたから仕方なくだもん。夏くんの声が聞きたくて電話しようか迷ってたわけじゃないもん」



『ふーん、寂しかったんだ?そんなハルが好きだよ』



「もう、ばかぁっ!」



そして、私もバカっ。



図書室でもからかわれて、意地悪されて……



それは電話越しでも変わらない。



ただこうして話しているだけで楽しいなんて、私どうしちゃったの?



『ハルって天然だよね。今日、降谷も言ってたよ』



「詩乃も!?私は天然じゃないもん、人工だもん」



『はっ?……いや、ごめんハルが可愛すぎて』



< 122 / 300 >

この作品をシェア

pagetop