俺の彼女が可愛すぎて困る。
「夏くんってハルを呼ぶ時すごく優しい声をしてるし、本当に大切そうに見つめてるし、好意ダダ漏れじゃない」
「……?」
……そんなに?
「私、全然わからないんだけど……」
「心当たりもないの?」
「その、たまに意地悪して好きとか可愛いとか言ってきて……いつもからかってくるんだもん」
「はぁ……本当ハルってば……これは夏くんも苦労するよ」
「苦労?」
「ううん、何でもない」
なんかこんなやり取り、いつだか夏くんともしたような……
さっきから変な質問ばかりしてくる詩乃に、何故かドキドキがおさまらなくて、なかなかパンケーキを食べることが出来ない。
少し落ち着いてパンケーキを食べ終えられそうかと思ったところで、また詩乃がとんでもない質問を投げかけてくる。