俺の彼女が可愛すぎて困る。



「ハルは夏くんのこと好きなの?」



「……っ!?」



次にガタンと音を立てて立ち上がるのは私の方。



思わず立ち上がってしまったことに恥ずかしくなって、そっとまた席につく。



「そんなこと、ないもん」



「もう、そろそろ自分の気持ちに正直になりなさいよ、ハル」



「正直に……」



ずっとおかしかったんだ。



夏くんと一緒にいると、ドキドキして……



ハルって名前を呼ばれるだけで嬉しくなる。



夏くんと話している時間が楽しい。



夏くんが他の女の子と話していると、胸がチクッと痛む。



夏くんと一緒にいたい。



この気持ちは……



< 157 / 300 >

この作品をシェア

pagetop