俺の彼女が可愛すぎて困る。
「もう、逃げてばっかりいたら夏くんに嫌われちゃうよ?」
「えぇっ、それはやだぁ……」
本当に嫌われてしまったらと思うと、その方が嫌だ。
それでも……
「やっぱり無理だよぉぉぉ」
目も見れない。
声すらもドキドキする。
名前なんて呼ばれたら、私はもう死にそう。
これはもう重症。
「本当にハルは、夏くんのことが好きだね」
「うんっ、すき……」
「はぁ、かわいい。なんなのこの子」
「可愛くないー!」