俺の彼女が可愛すぎて困る。



「うん、もう雑用も終わったし、帰ろうかな」



「ん、じゃあ送る」



「……うん、ってえっ?」



普通に流そうとしたけれど、思いがけない夏くんの発言に思わず2度見する。



「もう暗くなってきたし、夜道を女の子1人で歩かせるわけないだろ?」



紳士的な発言に、胸がドキドキと音を立てる。



聞こえてしまってはいないだろうか。



心配で、恥ずかしくて……自分でも顔が赤く染まっていくのがわかる。



「ふっ、ハルっていちいち反応可愛いよね」



「か、かわっ……!?」



「本当、そういうとこすき」



「……っ!?」



とんでもない爆弾発言の連続に、私の頭は追いつかない。



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