俺の彼女が可愛すぎて困る。



「すき」



欲しかったその言葉は小さく……



でも、はっきりと俺の耳には届いた。



やばい、めっちゃ嬉しい。



始めて聞いたその言葉。



俺にドキドキしている理由がそうであればいいとずっと思っていたけれど、本当にそう思っていてくれたことが本当に嬉しい。



もっと聞きたい。



その言葉をハルの声で。



「なーに?聞こえない」



「意地悪っ」



たった二文字のその言葉を言えずに恥ずかしがるハルが可愛い。



「俺も好きだよ」



やっともう1度伝えてくれた"スキ"の言葉に被せるように俺もそう伝える。



好きだ、ハルが好きでたまらない。



やっと俺のハルになった。



「……っ」



「"スキ"の続きね」



愛おしすぎる目の前にいるこの子は……



俺の可愛すぎる彼女。



< 220 / 300 >

この作品をシェア

pagetop