俺の彼女が可愛すぎて困る。
俺、モテるから
───次の日。
朝、ベッドから体を起こす。
頭がぼーっとする。
あれもそれも、昨日の出来事のせい。
未だに思い出す……
おでこへのキスの感触と、頭を撫でられた大きな手の温もり。
考えるだけでドキドキが止まらなくて、体が熱い。
私の部屋には誰もいないのに、なんだか恥ずかしくなって、布団に顔を埋めた。
「ハルー、ご飯出来てるわよー!」
「はーい、今行く!」
階段下からお母さんの声が聞こえて、返事をする。
このままじゃいられないと、頬をペチっと叩いて気持ちを入れ替えた。