俺の彼女が可愛すぎて困る。
沈み始めた夕日が沈むのは早い。
もう半分くらい沈んでしまって、辺りは暗くなってきた。
もうすぐ帰らなきゃ。
もう少し夏くんと一緒にいたかったな。
そんなことを考えていたら、自然と手が動いていた。
「ハル、何書いてるの?」
「な、夏くん!!」
わわっと慌てて書いていた文字を消す。
「ねぇハル?今なんて書いてたの?」
ニコニコと笑う夏くんのその笑顔は、悪い笑顔だ。
「み、見てたの?」
「俺のことが何だって?」
……やっぱり見てたんだっ。
どうしよう、恥ずかしすぎる。
思わず漏れてしまっていた気持ち。
「だ?」
「えぇっと……」
「い?」
「ば、ばかっ……、」
ちらっとどころじゃない。
ガッツリ見られてた。