俺の彼女が可愛すぎて困る。
「あっ、もしかしてクリスマス…」
「うん、そうなの。夏くんにクリスマスプレゼントも買いたいし、デート用の可愛い服も買いたいし……」
「それでアルバイトしたいのね。わかったよ、店長に聞いてみる!」
「ありがと、詩乃!だいすきっ!」
夏くんと初めて過ごすクリスマス。
せっかくなら可愛い服を着たいし、喜んでもらえるようなプレゼントを渡したい。
そのためにアルバイトをしてお金を貯めたいんだ。
夏くんにはどんなプレゼントを買おう。
どんなものをあげたら喜んでくれるんだろう。
そんなことを考えるだけでワクワクする。
早速、詩乃が店長に確認をとってくれて、OKの返事をもらったのは次の日のこと。
とても優しい店長さんで、また制服を貸してあげるからおいでと言ってくれた。
そして週末から、夏休み以来2回目のアルバイトが始まった。