俺の彼女が可愛すぎて困る。



「あ、ハル」



「っ!?」



あまりにも大きいサンドイッチだから、頑張って口を広げてもかぶりつくのが大変で……



口にマヨネーズがついてしまっていたらしい。



それを夏くんは指先ですっと拭って、そのまま舐めてしまった。



「ばかっ」



「かーわいっ」



恥ずかしいし、夏くんは変なことするし!



ムッと怒ってみても、夏くんには可愛いとしか言われなくて困る。



「バカバカっ、もう知らない!」



「ごめんってハル。もうそろそろ休憩も終わり?」



「あ、本当だ……」



楽しい時間がすぎるのはあっという間だなぁ。



「夏くんお金っ」



「いいの、今日の分は頑張ってるハルへのご褒美。無理はしないでね?」



「ありがとう夏くん」



やっぱり夏くんは優しすぎる。



クリスマスこそは私がきっと夏くんを楽しませるから。



ううん、絶対!



そのためにはアルバイト頑張らなきゃね。




< 286 / 300 >

この作品をシェア

pagetop