俺の彼女が可愛すぎて困る。
「あ、ハル」
「っ!?」
あまりにも大きいサンドイッチだから、頑張って口を広げてもかぶりつくのが大変で……
口にマヨネーズがついてしまっていたらしい。
それを夏くんは指先ですっと拭って、そのまま舐めてしまった。
「ばかっ」
「かーわいっ」
恥ずかしいし、夏くんは変なことするし!
ムッと怒ってみても、夏くんには可愛いとしか言われなくて困る。
「バカバカっ、もう知らない!」
「ごめんってハル。もうそろそろ休憩も終わり?」
「あ、本当だ……」
楽しい時間がすぎるのはあっという間だなぁ。
「夏くんお金っ」
「いいの、今日の分は頑張ってるハルへのご褒美。無理はしないでね?」
「ありがとう夏くん」
やっぱり夏くんは優しすぎる。
クリスマスこそは私がきっと夏くんを楽しませるから。
ううん、絶対!
そのためにはアルバイト頑張らなきゃね。