俺の彼女が可愛すぎて困る。



「夏くんと少し理由被っちゃうけど………夏は無理でも冬は学校でも普段でも使えるかなって」



「うん、絶対使うよ。ありがとうハル」



喜んでくれてよかった。



もし気に入ってくれなかったらって心配だったから。



「今からつけてもいい?いやハルが巻いて?」



「え、私?」



「ほら」



そうニコニコとして待っている夏くんは子犬のようで、折れてしまった。



夏くんの首にマフラーをかける前に少し戸惑ってしまう。



何故かって、首に巻くには夏くんに近づかなきゃいけないから。



顔が近くなるんだもん……


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