俺の彼女が可愛すぎて困る。



その後はこの方が暖かいでしょと手を繋いでくれた。



少し遅めのお昼にはチーズたっぷりのハンバーグ。



お肉の中にチーズが入っている上に、一面が真っ白になるくらいとろりとしたチーズに覆われていて、運ばれてきた時には夏くんと一緒に驚いた。



イルミネーションが見られるのは日が暮れてから。



それまではクリスマスバージョンに飾られたショーウィンドウを見たり、可愛い雑貨屋さんに入ってみたり。



しばらくすると夕日も沈み始めて、人もさらに増えてきた。



「ハル、ちょっとついてきて?」



「うん?」



手を引かれたまま近くにあった商業施設の中に入る。



行く先を告げられぬままエレベーターで上の階へと登っていき、3階でドアが開く。


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