俺の彼女が可愛すぎて困る。
「俺は図書委員の担当でな。まだ役員決まってないから美風で決定な」
「なっ……」
あわよくば委員会には入らないで……と思っていたのに。
図書委員ってあれでしょ?
休み時間とか放課後に図書室に行って、貸し借りのするカウンターの仕事だったり、本の整理整頓だったり……
貴重な休み時間が潰れてしまうあれ。
詩乃と楽しくお弁当を食べる時間が……
ショックで肩を落とす。
「じゃあ、よろしく」
「……はい」
先生に嫌ですなんてことは、もちろん言えず引き受けることになってしまった。