俺の彼女が可愛すぎて困る。





そして放課後。



面倒くさい委員会。



「まぁまぁ、元気出して?もしかしたら楽しいかもしれないし……?」



「じゃあ詩乃、変わってよ〜」



「うーん、それは嫌かな?」



「ほらぁ」



サボるわけには行かず、詩乃に見送られて図書室へと向かう。



図書委員と言うだけあって、委員会の教室も図書室。



図書室って教室から離れたところにあるから、高校に入学してから今まで1度も来たことはない。



これからも来ることなんてないと思ってたのに。



はぁ、とため息をつきながら重い足取りで、やっとの思いで着いた。



ガラリとドアを開けると、もう既に来ている人がチラホラ。



ドアが開いた音で数人がこっちを振り向いてなんだか気まずくなる。



こんにちは……と小さく呟いてクラス順に決められた席に座った。



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