俺の彼女が可愛すぎて困る。



「……はむっ!?」



「ハルにもあげる」



そうやって突然口に入れられた甘いチョコレート。



なんだろう……



さっき詩乃にもらって食べた時よりも甘く感じる。



「美味しいしょ?」



「うん……っ!」



「んー、甘っ」



「な、なっ……!」



顔がボッと熱くなる私。



そんな私を見て笑いながら、ぺろりと自分の唇を舐める夏くん。



夏くんが今、何をしたかって?



「口にチョコついてたから、ダメだった?」



今……夏くんに口元を舐められた!?



ダメだった?って……



「だ、ダメに決まってるじゃんっ!」



熱い、熱い、熱い!



恥ずかしいっ。



触れられたところがとても熱い。



夏くんのバカぁ。


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