俺の彼女が可愛すぎて困る。



涙目になりながら、顔をふいっと背ける。



「ハル、ごめんって、許して?」



さすがにやりすぎたと思ったのか、謝ってきた夏くん。



「許してあげないっ」



「本当にごめん。だからこっち向いて?」



「やだっ」



「こっち向いてくれないならキスしちゃうよ?」



「……!?」



びっくりして振り向くと、やっと振り向いてくれたと夏くんは笑っていた。



夏くん、全然懲りてない!



私がどれだけ心臓が破裂してしまいそうになったと思ってるの!?



もう、知らないんだから。




< 47 / 300 >

この作品をシェア

pagetop