俺の彼女が可愛すぎて困る。






「あ、おかえりハルー」



「ただいま、詩乃!」



教室に戻ると、詩乃が出迎えてくれた。



「今日は夏くんと一緒じゃなかったんだね?」



「……え?」



「さっき夏くん戻ってきたのに、ハルの姿ないなーって思ってたから」



どうせ戻ってくる場所がほぼ同じだからと、一緒に教室まで戻ってきているのに今日はバラバラ。



それも、夏くんがあんなことして行くから……



しばらく私はその場で動けずにいたんだ。



急に腕を引かれて、おでこにキスをされたあの感触。



今でもまだ残っていてかぁっと体が熱くなる。



< 55 / 300 >

この作品をシェア

pagetop