俺の彼女が可愛すぎて困る。
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「ハルー、居る?」
夏休みが1週間後に迫った金曜日。
たくさんの課題も出されて気分が下がっていたところに、追い打ちおかけて先生から
「今日は委員会の日だからな。担当の奴、忘れんなよ」
と連絡があった。
「……はぁ、面倒くさい〜」
「ほらほら、愛しのダーリンが」
「だから違うってばっ。もう、行ってくる」
帰りのホームルームが終わるなり、A組の教室の入口からひょっこり顔を出して私を探す夏くんが来る。
私も気がついてはいたけれど、行きたくなくてスルーしていた。
それなのに、いつものように詩乃にからかわれて、また何か言われる前にとカバンを持って教室を出てきた。