俺の彼女が可愛すぎて困る。
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夏休み3日前。
1学期の図書当番は最後の日。
ローテーションで回っていた図書当番は、だいたい1週間に1回くらいのペース。
ほぼ毎週のように図書室に来ていたから、週末から夏休みに入ってしばらく来ないのかと思うと……
あんなに面倒くさくて嫌だったのに、なんだか寂しさもある。
それに、夏くんにだってしばらく会えない。
……って、私は何を考えてるんだろう。
「……ル?ハールーちゃん?」
「……へっ!?…って近いよ!」
気がつけば、私の顔を覗き込んで手を振るどアップの夏くんの姿が目に映る。
本当に夏くんは、距離感が近すぎる。
そんな行為に、私がいつもどれだけドキドキさせられているか。
いや、なんで私ドキドキなんかしちゃってるの?
ううん、男の子が近くに来たら誰だってドキドキくらいするよ、うん。
無理矢理そう思い込んで、納得する。