俺の彼女が可愛すぎて困る。



「先生のバカー」



なんて文句を言いながら、ちまちまと作業を進めていく。



「ごめん、ハル。そろそろ行かないと……」



作業の終わりが見えてきたところで、詩乃が申し訳なさそうにそう言う。



「ううん、いいの!用事あるのに付き合わせちゃってごめんね?」



「こちらこそ、最後まで一緒にしてあげられなくてごめんね。また明日ね、ハル!」



「うん、またね!」



そういう優しいところが、詩乃の好きなところ。



まだ仲良くなってから1ヶ月も経っていないのに……だいすきだ。



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