俺の彼女が可愛すぎて困る。
「ごゆっくりどうぞー」
ニコッと笑って戻って行った降谷は、狙って俺をこの席に案内したんだろう。
ここならハルの姿を心置きなく見ることが出来る。
早く戻ってこないかな。
さっきは遠目から、ガラス越しにしか見えなかったけど……
絶対ハルのお店の制服姿、可愛すぎるだろ。
思わず口が緩まないようポーカーフェイスを保ちながら、パスタを注文して食べた。
お昼を食べに来た割には長い滞在時間。
全てはハルに会うため。
お店に入ってから1時間くらいして、奥からハルが出てきた。
平然としているから、きっと俺が来ていることを降谷はハルに伝えていないんだろう。