~キミがスキ~
~第4話~
「あー、それはもう全然いいよ!! ウチ、男子の誰が面白いとかよく分からないか ら。 あどちゃん決めちゃって☆」
「分かった! じゃあ、岡たちの班でいいよね?! 先生に言ってくる!!」
私は小走りで先生のところに行った。
そして、先生に岡たちの班を希望することを伝えた。
私は、再びみずきのところに戻った。
「なんかドキドキするねぇ・・・。 岡たちの班と一緒になれるかなぁーー?」
「もしかしてあどちゃんって岡のことスキなの!?」
「えっ?! そ、そんなことないよっ! もー、やめてよっ!」
みずきと話していると先生が立ち上がり、口を開いた。
「では、全員の班の希望が取れたので発表します。」
私は手を合わせて祈った。
もちろん岡たちと同じ班になれますようにと。
私とみずきはA班。 岡たちの班はD班。
そしていよいよ・・・・
「最初の班は、女子C班と男子B班。 成立だ。」
「(よかったぁ~~~。)」
岡たちの班は男子の班で1番面白い班。
だから女子で狙っている班は多い。
「次は・・・・女子D班と男子A班。」
これもまた「よかったぁ~~~」という結果。
そろそろ私たちの班が発表されてもいいタイミングになってきた。
「では次は・・・・女子A班と男子D班。」
「ウッソォ~~~~~!?」
思わず声に出してしまったが・・・・誰も気づいていないみたい。
「(マジ嬉しい!)」
みずきのほうを向いてピースとした。
みずきはニッコリと笑って返してくれた。