マイ・ファースト・ラブ

龍歌ちゃん

「はっ、やっ」

バシッ
竹刀の音が鳴り響く。

「胴一本!両者、礼!」

「有難うございました。」

「歩く姿が今日も凛々しい!」

「やっぱり、平野副主将に勝てるのなんて詩川主将しかいないな。」

そう、私は、平野龍歌 16歳。
剣道部「副」主将である。
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