求めよ、さらば与えられん
私は立ち上がり、シモンさんに頭を下げた。
「私の力をシモンさんの風でマクブレイン国中に届けて頂けませんか!?」
「国中に?」
「はい! シモンさんにも凄く力を使って頂く事になります。 無茶なお願いかもしれませんけど、力を貸して下さい!!」
国中に届ける程の力を使った事がない。本音を言えば不安だし怖い。私にそんな大それた事ができるの?結局ダメで助ける事なんて出来ないかもしれない。
ジーン王子に手をギュッと握られた。
「この国を救いたいと思う気持ちは同じだ。 もちろん協力させてもらうよ。 それはいいとして、力を共鳴させた事はあるかい?」
「共鳴……?」
「お互い波長を合わせる事だ。 いくらそれぞれの力が強くても、これが上手くできなければ力は発動しない」
どうしよう。そんな事した事ない。
アウロラの手が肩にのせられた。
「ビ、ビーチェ!! か、か、肩に__っ!!」
え?ロアナにもアウロラが見えてるの!?ロアナだけじゃない、みんなの視線がアウロラに注がれている。
「私の力をシモンさんの風でマクブレイン国中に届けて頂けませんか!?」
「国中に?」
「はい! シモンさんにも凄く力を使って頂く事になります。 無茶なお願いかもしれませんけど、力を貸して下さい!!」
国中に届ける程の力を使った事がない。本音を言えば不安だし怖い。私にそんな大それた事ができるの?結局ダメで助ける事なんて出来ないかもしれない。
ジーン王子に手をギュッと握られた。
「この国を救いたいと思う気持ちは同じだ。 もちろん協力させてもらうよ。 それはいいとして、力を共鳴させた事はあるかい?」
「共鳴……?」
「お互い波長を合わせる事だ。 いくらそれぞれの力が強くても、これが上手くできなければ力は発動しない」
どうしよう。そんな事した事ない。
アウロラの手が肩にのせられた。
「ビ、ビーチェ!! か、か、肩に__っ!!」
え?ロアナにもアウロラが見えてるの!?ロアナだけじゃない、みんなの視線がアウロラに注がれている。