求めよ、さらば与えられん
もう疲れた。瞼がすごく重い。閉じてしまえばきっともう開かない。そんな気がする。分かってはいるけど、自分自身をコントロール出来なかった。
「眠るにはまだ早い」
瞼が閉じそうになった瞬間、空を舞うアウロラの両手が私の頬を包み込んだ。
未だ強く光るアウロラ。七色の光りに七色の髪の毛、そして瞳。信じられないほどの美貌は衰える事を知らない。
「愛しき我らの子_ベアトリーチェ。 わらわはそなたの事を本当の娘の様に思っておる。 愛しくて愛しくて可愛いベアトリーチェ。 そなたを死なせはせぬ」
七色の光が眩い程の光を放つ。
頬に触れるアウロラの手から温もりを感じた。そしてだんだんと体が熱を帯びていく。でもそれはさっき感じた苦しい程の熱じゃなくて、心温まる様な優しい熱だった。
凄まじい光りに包まれ、私は目を開けていられなかった。
直ぐにハッとなり目を開けると、そこには満足そうに微笑むアウロラがいた。七色の光は失われていた。
「母様!?」
クリストフの慌てた声。声の方へ顔を向けると、胸を押さえながら地面に膝をつくエデ伯母さまの姿があった。
そんな彼女の体を国王陛下とクリストフが支えた。
「眠るにはまだ早い」
瞼が閉じそうになった瞬間、空を舞うアウロラの両手が私の頬を包み込んだ。
未だ強く光るアウロラ。七色の光りに七色の髪の毛、そして瞳。信じられないほどの美貌は衰える事を知らない。
「愛しき我らの子_ベアトリーチェ。 わらわはそなたの事を本当の娘の様に思っておる。 愛しくて愛しくて可愛いベアトリーチェ。 そなたを死なせはせぬ」
七色の光が眩い程の光を放つ。
頬に触れるアウロラの手から温もりを感じた。そしてだんだんと体が熱を帯びていく。でもそれはさっき感じた苦しい程の熱じゃなくて、心温まる様な優しい熱だった。
凄まじい光りに包まれ、私は目を開けていられなかった。
直ぐにハッとなり目を開けると、そこには満足そうに微笑むアウロラがいた。七色の光は失われていた。
「母様!?」
クリストフの慌てた声。声の方へ顔を向けると、胸を押さえながら地面に膝をつくエデ伯母さまの姿があった。
そんな彼女の体を国王陛下とクリストフが支えた。