求めよ、さらば与えられん
ロアナはマクブレインの王都出身で、お家から通えるから宿舎には入っていない。
「ロアナはどうして薬師になったの? お医者さんになりたいと思わなかったの?」
「あはは! 私には無理無理! 不器用すぎて違うところ切っちゃいそうだし、注射だってまともに刺せないよ」
ロアナのお父さんはお医者さん。お母さんは看護師さん。ご両親の事をとても尊敬していると言っていたから、どうして薬師になったのか不思議だった。
「私は薬師の仕事大好きだよ。 家は兄が継ぐだろうし、その時私も薬師として役に立てればいいなって思ってるんだ」
「ロアナは家族想いだね」
そう言うと、ロアナは嬉しそうに笑った。
「ビーチェはどうして薬師になったの?」
「初めて薬師の仕事を見た時感動したの。 私もこんな風になりたい!って。 私に薬学を教えてくれた師を心から尊敬してる」
のんびり話をしながら食べていたらあっという間に時間が過ぎていて、お昼休みが終わってしまいそうだった。私たちは具沢山のスープを口の中に駆け込み、食堂を飛び出した。
「ロアナはどうして薬師になったの? お医者さんになりたいと思わなかったの?」
「あはは! 私には無理無理! 不器用すぎて違うところ切っちゃいそうだし、注射だってまともに刺せないよ」
ロアナのお父さんはお医者さん。お母さんは看護師さん。ご両親の事をとても尊敬していると言っていたから、どうして薬師になったのか不思議だった。
「私は薬師の仕事大好きだよ。 家は兄が継ぐだろうし、その時私も薬師として役に立てればいいなって思ってるんだ」
「ロアナは家族想いだね」
そう言うと、ロアナは嬉しそうに笑った。
「ビーチェはどうして薬師になったの?」
「初めて薬師の仕事を見た時感動したの。 私もこんな風になりたい!って。 私に薬学を教えてくれた師を心から尊敬してる」
のんびり話をしながら食べていたらあっという間に時間が過ぎていて、お昼休みが終わってしまいそうだった。私たちは具沢山のスープを口の中に駆け込み、食堂を飛び出した。