求めよ、さらば与えられん
第4話 噂話
あの日の翌日首元には赤い痣が出来ていた。その印が何の意味を持つのかも分からなかった。けどその痣を見るとジーン王子の氷のように冷たい瞳を思い出すのが嫌で、痣が見えない様な洋服を着て過ごした。
国王陛下とは変わらずお会いしている。だけどあの日以来、ジーン王子が何かをするわけでもなかった。
「ビーチェ! 明日お休みでしょ? 何するの!?」
「特に決めてはないけど、どうして?」
「私もお休みなの! だから一緒にお出かけしない? 街を案内するよ!」
ロアナに誘われ、明日の休みはお出かけすることになった。
この国に来た時に馬車の中から街を見ただけで、出かけた事はない。とても賑やかな印象だけが残ってる。
あ!
街に来ていける様な洋服持ってない……国王陛下に頂いた洋服を着て行くわけにはいかないよね?しょうがないからいつもの洋服で行くしかないか……。
少しはお洒落をして行くべきなんだろうけど、街に馴染める様な流行りの洋服を何一つ持っていない。街の洋服屋さんでロアナに見立ててもらおうかな。
初めてのお出かけで胸がワクワクする。
国王陛下とは変わらずお会いしている。だけどあの日以来、ジーン王子が何かをするわけでもなかった。
「ビーチェ! 明日お休みでしょ? 何するの!?」
「特に決めてはないけど、どうして?」
「私もお休みなの! だから一緒にお出かけしない? 街を案内するよ!」
ロアナに誘われ、明日の休みはお出かけすることになった。
この国に来た時に馬車の中から街を見ただけで、出かけた事はない。とても賑やかな印象だけが残ってる。
あ!
街に来ていける様な洋服持ってない……国王陛下に頂いた洋服を着て行くわけにはいかないよね?しょうがないからいつもの洋服で行くしかないか……。
少しはお洒落をして行くべきなんだろうけど、街に馴染める様な流行りの洋服を何一つ持っていない。街の洋服屋さんでロアナに見立ててもらおうかな。
初めてのお出かけで胸がワクワクする。